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平成23年度 河川絵画コンクール

平成24年度
河川愛護絵画コンクール表彰式を行いました!

 今年も、河川愛護月間(7月1日から7月31日)事業の一環として、河川愛護意識の高揚を図るために、小学校児童を対象とした河川愛護絵画コンクールを実施しました。「わたしたちと川の関わり」をテーマに、児童が日頃親しんでいる川との関わりや、こうあってほしいなという願いをこめた作品が多く寄せられました。
 
ここでは、特選の3名の作品をはじめ、全入賞者の作品を紹介します。
 また、ここでご紹介した特選作品を、平成25年度の河川愛護月間ポスターの図柄に使用する予定です。

<特選>低学年
赤村立赤小学校 上赤分校 1年
上田 凪
[講評]
 川のほとりに飛び交うたくさんのホタルの情景を見たうれしさが顔の表情から伝わってきます。羽を広げて空を飛んでいるホタルと羽を閉じて草むらにいるホタルの様子をよく観察しています。また、夜空を黒ではなく、あい色を薄く塗ることで表現する工夫も見られるなど、絵の具とクレヨンを使って美しい色合いで仕上げています。

 わたしは、かぞくみんなで、ほたるをみにいったところをかきました。
まっくらなところをたくさんのほたるがとんでいました。ぴかぴかひかったり、きえたりして、とてもきれいでした。
 あかむらにほたるがいっぱいいるのは、あかむらのひとたちがしぜんをたいせつにしているからだとおもいます。あかむらには、きれいなかわや、みどりがきれいなやまやたん
ぼがたくさんあります。きれいなみずがあるから、ほたるがすみやすいとおもいます。ひとも、すみやすいとおもいました。
 わたしも、みずやみどりがきれいなところがすきです。だから、これからも、かわをきれいにしていきたいです。みんなにも、かわをたいせつにしてもらいたいとおもってかきました。

<特選>中学年
みやこ町立豊津小学校 4年
大丸 隼人
[講評]
 魚を捕まえようとする力のこもった作品に仕上がっています。左右の手の大きさの違いや大きく曲がった右うで、ぐっと踏ん張っている両足の形、魚を見つめる目には浮世絵を連想させるおもしろさが見られ、この作品の魅力となっています。魚の細かな部分までよく観察し、にじみの効果をうまく生かしており色彩豊かに表現しています。
メダカの住める川をとりもどそう
 ぼくが住んでいる町には、今川(いまがわ)という大きな川が流れています。今川は海に近いので、車で川のそばを通ると、魚の他にカモメによく似た鳥もいて、人からエサをもらっている所をよく見かけます。お父さんが、「昔は、今川の上流には、メダカやフナ、ハヤがたくさんいて、素もぐりでつかまえていたんだよ。」と話してくれました。
 学校で先生が、「昔からのクロメダカは少なくなって、今は観賞用や教材用のヒメダカが多いのよ。」と『めだかのぼうけん』という本を見せてくれました。 
 メダカの目はとても大きくとび出しています。背びれ、腹びれ、尾びれは透明で、とて
もきれいな魚です。ぼくは、お父さんが話してくれた素もぐりでメダカと泳ぎたくなりま
した。「かわいいメダカが安心して住める田んぼや小川を守りたい。」そんな気持ちをこの絵にこめました。
<特選>高学年
苅田町立片島小学校 5年
根角 有彩
[講評]
 川の中にもぐってザリガニを見つけた喜びが顔の表情からわかります。また、ザリガニを捕まえようとする手を力強く描くことで絶対に捕まえてやろうという気迫が伝わってきます。魚やザリガニ、川底の石の色をよく観察し、その色に近づくよう絵の具を混ぜてつくったり、最後に画面全体に水色を薄く塗って水の中にもぐっていることを表したりして技術的にも工夫が見られます。
「はじめて川の中に入ったわたし。」
 わたしは本当は川にはいったことはないけど、いつか入って見たいなあと思ってこの絵
を書きました。
 わたしは小石の所をくふうして色をかさねたりしました。なぜかと言うとほんとうの小
石みたいにしたかったからです。赤、青、緑などいろいろかさねてかきました。
もう一つ本当の水の中にいる見たいに線をかいた所です。水の流れが分かるように、筆
をうまく使って表現しました。
 わたしはザリガニと魚とおたまじゃくしを川の中にかきました。川の中にいたらいいな
と思いました。わたしの家の近くの川には、魚はいますがザリガニはいません。ザリガニ
やおたまじゃくしが、いっぱいいるようなきれいな川になったらいいなと思います。

全体の講評
 本年度は特に低学年の児童作品に優秀なものが見られました。表現した主題はきれいな川で遊んでいる様子や魚を捕らえた一瞬からその楽しさや感動を表現した作品が多かったようです。その中でも絵の中に自分が登場した作品が多く、私と川との関わりが一層伝わってきました。感動したことを絵にするために大切なことは実際に自分が体験してみることです。実際に川の水に触れてみて、その流れや冷たさを感じたり、川の中や周りにはどのようなものがあるのかを観察したりすると描こうとする主題が見つかると思います。来年度もみなさんの川に対する想いを巡らせた作品を期待しています。

福岡県教育庁教育振興部 義務教育課 指導主事  高野 直幸

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