川はどこから来てどこへ流れるのでしょう。いつから流れているのでしょう。
私たちの街の川のことを、もっと知りたいと思いませんか。

令和3年度
河川愛護絵画コンクール 入賞作品

 今年度も「河川愛護絵画コンクール」では、県内の小学校より多数の応募がありました。
特等に輝いた3名の作品をはじめ、佳作までの作品を紹介します。

<特等> 低学年
豊前市立八屋小学校 2年
青山 千紗 さん

 石の上で静かに羽を休める水鳥を発見した感動が見事に表現された作品です。
 水鳥のベストショットを収めるために、音をたてないように近づいていくときの緊張感やワクワクする気持ちが、スマートフォンを構える後ろ姿に表現されています。この場所を通るたびに、新たな川の風景との出会いに心を弾ませる作者の姿が想像されます。

<特等> 中学年
篠栗町立篠栗小学校萩尾分校 3年
幸松 珠美 さん

 暑い夏の日に、木々の茂る川辺で遊んだときの楽しさや、ふれる水の心地よい冷たさが伝わってくる作品です。
 下から仰ぎ見る構図で画面中央に描かれた人物やその表情の表現に加え、木々の葉や水面の大胆なタッチが作品に躍動感を与えています。また、澄んだ水や水しぶきの表現など、水彩絵の具の特性を生かした彩色の工夫が随所に散りばめられた力作です。 

<特等> 高学年
福津市立津屋崎小学校 5年
伊東 希姫 さん

 作者の視点から切り取られた構図によって、流れの緩やかな水辺に過ごす小さな魚たちとの静かな触れ合いの様子が描かれています。
 画面の大半を占める川底の石も様々な色調で塗られており、川の流れや日の差し方で変化する光を見事に表現しています。薄く溶かした白色で画面を覆う水面の表現も効果的で、構図・技法ともに大変優れた高学年ならではの秀作です。

講評:福岡県教育庁教育振興部義務教育課
指導主事 岩村 慶悟 氏